水道用水供給事業の概要
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水道用水供給事業の概要
水道用水供給事業は、水源の確保が困難な市や町へ水道用水を広域的に供給するもので、いわば、水の卸売り業の役割を果たしています。
企業団では、現在、広島県内10市3町及び愛媛県内1市1町に水道用水を供給するため、広島水道用水供給事業、広島西部地域水道用水供給事業、沼田川水道用水供給事業の3事業を実施しています。

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広島水道用水供給事業
この事業は、常時、渇水に悩んでいた安芸灘島しょ部の水不足を解消するため、「安芸灘地域水道用水供給事業」として昭和46年度に着工しました。昭和47年には、安芸灘地域水道を包含し、「太田川東部地域水道用水供給事業」に名称変更して事業を拡大しました。
その後、賀茂学園都市を建設する賀茂地域及び竹原地域へ給水区域を拡大するとともに、昭和53年3月には「広島水道用水供給事業」に名称変更して事業を進め、昭和59年3月に4市21町に給水するための主要施設が完成しました。平成29年4月からは、愛媛県今治市を給水区域に加え、現在は6市3町へ給水を行っています。
給水状況など
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瀬野川浄水場(浄水)148,000立方メートル/日(沈殿水)43,500立方メートル/日
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宮原浄水場(浄水)28,000立方メートル/日
瀬野川浄水場

宮原浄水場

広島西部地域水道用水供給事業
この事業は、広島市(佐伯区)、廿日市市、大野町および宮島町の水需要に対処するため、魚切ダムを水源に、「八幡川水道用水供給事業」として昭和48年度に着工し、昭和56年度までに白ヶ瀬浄水場の整備を完了しました。
その後、この地域の急激な都市化と、大竹市を給水対象に加えたことから、昭和57年3月に「広島西部地域水道用水供給事業」に名称変更し、小瀬川に建設された弥栄ダムを新たに水源に加え、現在は3市へ給水を行っています。
平成25年度から指定管理者制度を導入し水道施設の管理を包括委託しています。
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白ヶ瀬浄水場67,000立方メートル/日
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三ツ石浄水場56,000立方メートル/日
白ヶ瀬浄水場

三ツ石浄水場

沼田川水道用水供給事業
この事業は、三原市、尾道市などの水需要の増加及び常時水不足に悩む周辺島しょ地域の水需要に対応するため、沼田川工業用水道事業の水源の一部を上水道に転換し、「沼田川水道用水供給事業」として昭和48年度に着工しました。
昭和52年4月には当初計画の4市4町に給水を開始し、昭和60年7月からは、県境を越えて愛媛県の島しょ部へ「友愛の水」として給水を開始しました。
また、平成元年度から、沼田川水道用水供給事業と藤井川上水道企業団の水道用水供給事業を一元化し、備後南部地域における合理的な水道用水供給体制を確立しました。
平成3年度には、備後南部地域及び広島空港周辺地域の水道水源の確保を図るため、福富ダムを新たに水源として加え、計画給水量を11万立方メートル/日に増量して施設整備を進めており、現在は4市1町へ給水を行っています。
平成27年度から指定管理者制度を導入し、水道施設の管理を包括委託しています。
給水状況など
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宮浦浄水場38,500立方メートル/日
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坊士浄水場58,200立方メートル/日
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本郷埜田浄水場5,800立方メートル/日
宮浦浄水場

本郷埜田浄水場

坊士浄水場

給水装置及び貯水槽水道の管理については、お住まいの広島県水道広域連合企業団市町事務所、又は市町水道局にお問い合わせください。