広島県水道広域連合企業団

トップメッセージ

「水」を通じて、暮らしと仕事を支える

水道は、皆様の生命・生活と社会経済活動を支える基盤インフラであり、最も重要なライフラインとして、私たちは、一日も欠かさず、安全・安心・良質な水の安定供給を行っています。

現在、水道を取り巻く経営環境は、今後の急速な人口減少や、老朽化した施設の更新費用の増加やDXによる業務効率化、GXへの対応など、様々な課題に直面しており、大きな「変革」が求められています。

また、平成30年に発生した西日本豪雨や令和6年の能登半島地震など、近年、大規模災害が頻発しており、断水対策などの危機管理対策の強化も大きな課題となっています。

水道事業は、これまで主に市町がサービスを提供してきましたが、これらの課題に適切に対処し、責任を持って健全なかたちで水道事業を未来に引き継ぐため、広島県と県内の14市町は、スケールメリットによる経営効率化が可能な水道事業の統合に取り組み、令和4年11月に経営を統合、特別地方公共団体である『広島県水道広域連合企業団』を設立し、令和5年4月から事業運営を開始しました。

私たちは、県と14市町がこれまで培ってきた水道の技術や知見を活かし、基本理念に掲げる「安全、安心、良質な水を適切な料金で安定供給する水道システムの構築」、「水道変革のフロントランナーとして、国内外の水道の発展に貢献」の実現に向け、事業の効率化、高度化、省力化などの水道事業の「変革」に、全力で取り組んでいきます。

持続可能な社会の実現に向け

私たちが目指すのは、水道水を供給することだけではありません。

水道事業は、水という自然環境の恵みを受けて成り立っています。また、水道は、浄水場や送水ポンプを運転する際、多くのエネルギーを必要とします。

私たちは、公益事業である水道事業者として、又は地方公共団体として、環境保全やエネルギーの有効利用を図り、率先して環境にやさしい水づくりを行うことで、持続可能な社会の実現にも取り組んでいきます。

未来に向け、ミズカラはじめる「変革」と「挑戦」

これらの課題はいずれも難題であり、また、日本中で同じ課題を抱えています。私たちが、フロントランナーとして、水道の「変革」に向けた取組に「挑戦」していくためには、水道の未来を担う新たな力が必要です。

私たち広島県水道広域連合企業団は、新しい水道事業体として、取り組むべきことが多岐にわたるため、職員一人ひとりの裁量が大きく、活躍のフィールドは無限大です。また、水道のプロフェッショナル公務員として能力が最大限発揮できるよう、研修や働きやすい職場づくりなど、サポートも充実しています。

安心・安全・良質な水をお届けすることは、人々の暮らしがある限り、永遠に続く私たちの使命です。

私たちと一緒に、水道を取り巻く様々な課題に果敢に「挑戦」し、持続可能な社会の実現に向け、広島の暮らしと仕事を支え、広島から日本を、そして世界を変えていく、志のある仲間を心からお待ちしています。

広島県水道広域連合企業団 企業長 湯﨑 英彦