主要事業
施設の再編整備
河川流域を基本に設定した5つのエリア(太田川エリア、小瀬川・八幡川エリア、沼田川エリア、芦田川エリア、江の川エリア)ごとに、将来の水需要を見据えて、下記の考え方で施設の再編整備を行っています。
- 水質が良好で、水量が豊富な水源の活用
- 浄水能力が高く、余力のある浄水場に集約
- 更新時に併せ、管路をダウンサイジング など
10年間で1,908億円の投資を計画(統合前の約2倍)
福富広域浄水場の新設
福富ダム(沼田川水系)を水源とする福富広域浄水場を新設し、東広島市内の6か所の浄水場を廃止し、福富広域浄水場に統合する。



土師広域浄水場の新設
土師ダムを水源とする土師広域浄水場を新設し、安芸高田市内の浄水場と北広島町内の3浄水場を廃止し、土師広域浄水場に統合する。


宮島海底送水管の二重化
宮島の大砂利浄水場を廃止し、三ツ石浄水場からの送水に切り替えるため、宮島への2本目の海底送水管を整備する。


向江田浄水場送水管の整備
三次市内の13浄水場を廃止し、向江田浄水場に統合、向江田浄水場からの送水に切り替えるための送水管を整備する。


東広島市域工業用水道の整備
東広島市域での工業用水の需要増加に対応するため、広島水道用水供給事業の施設を活用した新たな工業用水道事業を設置する。



危機管理対策の推進
42か所の施設で、浸水対策や地震対策、応急給水の充実を図るとともに、基幹管路を耐震管に更新するなど、施設の強靭化、バックアップ機能の強化などの危機管理対策を実施し、災害や事故に強い水道を整備を行っています。
西野浄水場急速ろ過池の整備
豪雨等により、水源である沼田川の濁度が大幅に上昇しても浄水処理が可能となるよう、緩速ろ過施設である西野浄水場に急速ろ過池を新設する。また、宮浦浄水場を廃止して、西野浄水場に統合する。


広島用水 - 沼田川用水緊急連絡管の整備
緊急時に、水を相互融通できるように、広島水道用水供給事業(太田川水系)と沼田川水道用水供給事業(沼田川水系)を結ぶ緊急連絡管を整備する。


基幹管路の更新・耐震化
老朽化した基幹管路(導水管、送水管、配水本管)を耐震性のある管路に更新する。


環境負荷の低減
エネルギー効率化を目指した高効率機器の導入
消費電力が大きく、環境に負荷がかかっているポンプについて、動力費の縮減と環境への負荷を低減するため、高効率なポンプに更新する。
また、小水力発電設備の設置など、再生可能エネルギーの活用も検討していきます。
